こんにちは、ピンです。
今日はバリオスⅡのワイヤー類に、ヤマルーブ スーパーワイヤーグリースを注油したいと思います。以前バリオスのスピードメーターワイヤー・アクセルワイヤーが切れた経験がありますので、最低でも半年に一回は、ワイヤー注油したいですね。
作業難易度 ★★☆☆☆
作業費用 ★☆☆☆☆
作業頻度 ★★☆☆☆
バリオスⅡ ワイヤー注油
今回は使用する工具を先に説明致します。工具説明は、あとが良いのか先が良いのか分かりませんので、コメントを頂けると嬉しいです。
Wera チゼルプラスドライバー スイッチボックスを分解する為に、プラスドライバー中2を使用します。
SK11 フレックスラチェットレンチ14mm もともと使用予定がありませんでしたので、写真にはありませんが、プラスドライバーで緩められないネジを回す為に、フレックスラチェットレンチを使用しました。
ベッセル T型ソケットレンチ クラッチレバーを外す為に、T型ソケットレンチを使用しました。いつも使用しているコーケン Z-EALのソケットが入らないので、薄型ソケットのT型レンチの出番です。
エンジニア ネジザウルスGT スピードメーターワイヤーを緩める為に、ネジザウルスGTを使用しました。前回はウォーターポンププライヤーを使用していましたが、今回はネジザウルスGTの出番となりました。そんなに高トルクで締めるボルトじゃありませので、ラジオペンチでも代用できそうです。
ウェス 写真にはありませんが、ウェスを使用します。私はホームセンターで販売している、メリヤスウェスをハサミに使用し易い大きさにカットして使用しております。紙ウェスでも大丈夫でしょうが、処分するときにかさばりますので、ずっと布ウェスを愛用しております。コストパフォーマンスも高いです。
パーツクリーナー メーカーによって様々なパーツクリーナーがありますが、私はゴムを傷めないパーツクリーナーで300円以下のものを愛用しています。洗浄能力はあまり高くありませんが、使用頻度が高いものほど、コストパフォーマンスに優れている商品を選びたいですね。しかもまとめ買いがお得です。
ヤマルーブ スーパーワイヤーグリース ワイヤー注油には、ヤマルーブのスーパーワイヤーグリースを使用します。ヤマルーブのスーパーワイヤーグリースは、量が多くコストパフォーマンスが高いと思いますので、いつも愛用しております。
アクセルワイヤー注油
まずはスピードメーターワイヤーを注油します。順番については理由は特にありませんが、カメラ配置の為だと思って頂けると助かります。
まず上側のネジをチゼルプラスドライバーで緩めます。
次に下側のネジをチゼルプラスドライバー緩めます。
スロットルボックスを分解して、スロットルワイヤーを外します。
スロットルワイヤーが二本露出されました。
まずはスロットルワイヤー内部を、パーツクリーナーで洗浄します。
洗浄や注油の際には、ウェスを使用し、ケミカルが車体に付かないように注意して下さい。
スロットルワイヤーの洗浄が終わりましたら、ヤマルーブ スーパーワイヤーグリースの出番です。
スロットルワイヤーにウェスをあてがって、スーパーワイヤーグリースをスロットルワイヤーに注油します。
スロットルワイヤーは二本ありますので、二本ともワイヤー注油します。
ワイヤー注油が終わりましたら、スロットルワイヤーをタイコに装着します。
スロットルボックスを戻していきます。
長いネジが下の部分を固定します。
まずは指でネジを回していきます。
短いネジは上部を固定します。
アクセルボックスが開かないように、左手で固定しながら、チゼルプラスドライバーネジを締めていきます。
上部のネジが仮止めしましたら、下部のネジを仮止めします。
二本のネジを本締めしましたら、スロットルワイヤー注油終了です。
クラッチレバー注油
スロットルワイヤー注油の後は、クラッチボックス側を注油します。
まずはクラッチワイヤーを洗浄・注油します。
クラッチワイヤーにアクセスし易いように、クラッチレバーを外します。ココのネジを外せば、クラッチレバーを外せます。
この作業の為にしか使わない、ベッセル T型ソケットレンチに10mmのソケットを装着します。
なぜならこの10mmボルトは非常にアクセスしにくいですし、薄型ソケットしか入らないのです。勿論スパナは使用出来ません。
10mmボルトを外しましたら、上部からボルトを抜き取ります。
これでクラッチレバーを外せます。クラッチレバー交換もこの作業が必要となります。
出先でクラッチレバーが折れましたら、このT型ソケットレンチを車載しなければ、クラッチレバー交換が出来ないと思うと、ゾッとします。
バリオスの時は、メタメタになっていた、クラッチワイヤーアジャスターを回す為に、ネジザウルスGTを使用します。ココは掴んで回せる工具ならどんなものでも大丈夫ですが、私はネジザウルスGT押しという事で、ネジザウルスGTを使用します。
クラッチワイヤーアジャスターをネジザウルスGTで緩めます。
これでクラッチワイヤーを外す事が出来ました。
クラッチワイヤーアジャスターは邪魔ですので、外しておきます。
クラッチワイヤー内部を、パーツクリーナーで洗浄します。
クラッチワイヤー内部を洗浄しましたら、スーパーワイヤーグリースをクラッチワイヤーに注油していきます。
チョークワイヤー注油
クラッチワイヤーに注油が終わりましたら、次はチョークワイヤーを注油します。まずクラッチボックスの上部のネジを、チゼルプラスドライバーで外します。
クラッチボックスの下部を、チゼルプラスドライバーで外そうとしますが、ココで問題発生です。
バリオスⅡに限らず、バイクのメンテナンスでは、ネジ固着して動かない場合がありますので、そんな時には、チゼルプラスドライバーにギアラチェットレンチを使用して、チゼルプラスドライバーを押しながら、ギアラチェットレンチを回して、ネジを緩めます。
クラッチボックスが分解されましたら、チョークレバーをクラッチボックスから外します。
チョークレバーをチョークワイヤーから外します。
これでチョークワイヤーから、チョークレバーが外れました。外したチョークレバーは無くさないように保管して下さい。
チョークワイヤーを、パーツクリーナーで洗浄します。
チョークワイヤーの洗浄が終わりましたら、スーパーワイヤーグリースでチョークワイヤーを注油します。
チョークワイヤーを注油が終わりましたら、クラッチボックスを戻していきます。
クラッチボックスの位置を合わせて、指で固定します。
まずは上部のネジを、チゼルプラスドライバーで仮止めします。
次に下部のネジを、チゼルプラスドライバーで仮止めします。
二本のネジを本締めしましたら、チョークワイヤー注油は終了です。ちゃんとスイッチが稼働するか確認して下さい。
次にクラッチワイヤーを戻していきます。まずはクラッチワイヤーアジャスターを戻します。
次にクラッチワイヤーアジャスター内部に、クラッチワイヤーを通していきます。
次にクラッチワイヤーをクラッチレバーに装着します。
クラッチレバーを固定する為に、ボルト・ナットを戻していきます。
まずはボルトを先に通します。
次にT型ソケットレンチ10mmでナットを締めていきます。
これでクラッチレバーが元に戻しました。ちゃんとクラッチレバーが稼働するか確認して下さい。
スピードメーターワイヤー注油
最後はスピードメーターワイヤーを注油します。
スピードメーターに固定しているボルトを、ネジザウルスGTで緩めます。
メーター側のスピードメーターワイヤーは断面が■になっています。差し込み向きを覚えて、スピードメーターギア側を外します。
こちらがスピードメーターギア側です。
私の頭が邪魔ですが、ネジザウルスGTでスピードメーターギア側のナットを緩めていきます。
これでスピードメーターワイヤーが外せました。
スピードメーターワイヤーは外したほうが、注油し易いので、車体から外しました。
スピードメーターワイヤーを洗浄します。
実はスピードメーターワイヤーは分解できます。ですので、スピードメーターワイヤーを外してから、内部を注油したほうが簡単です。他のワイヤーケーブルも外せるなら楽なのに、人生はイージープレイ出来ないみたいです。
ワイヤーを抜いた状態で、スーパーワイヤーグリースを内部に注油していきます。
私の白髪混じりの頭が邪魔ですが、スピードメーターギアも洗浄・注油しています。
私は若白髪がありましたが、いつからこんなに白髪混じりの頭になったのでしょうか?
確実に老化している事を再確認して悲しいですが、その分経験値が上がっていますので、良しとしましょう。
また私の頭が邪魔ですが、スピードメーターギア側を先に固定します。
次にメーター側のスピードメーターワイヤーのナットをネジザウルスGTで固定します。
これでワイヤー注油作業は終了です。お疲れさまでした。
動画公開
動画公開しておりますので、宜しければ動画も併せてご確認ください。
チャンネル登録やコメントもお待ちしております。
まとめ

みなさんにとって、素敵なバイクライフが過ごせますように…。
おまけ
今回のワイヤー注油記事に使用した写真は、動画切り抜きの為、ピントが合ってない写真が多く、前回の記事を参考にされたほうが宜しいかもしれません…。アセ
基本的にバリオス・バリオスⅡのメンテナンス記事は、私の備忘録ですので、温かい目で見守って下さいね。そして皆さんもバリオスのメンテナンスを忘れずに行って下さいね。
皆さんにとって素敵なバイクライフとなりますように…。
コメント